こんな質問にお答えします。
今回実際なぜ自分で正絹の着物の染み抜きをしてはいけないのか?なぜ専門に染み抜きを出した方が良いのかを5つポイントで解説します。
ぜひ、最後までごらんください。
この記事を読んで欲しい方
- 正絹の着物の染み抜きは自分でできるの?
- なぜ専門店に出した方が良いの?
- 染み抜きを出すならどこの専門店が良いの?
この記事の目次
正絹の着物の染み抜きは自宅では絶対できません。自分でやってはいけない理由は5つ
自分で染み抜きはやめてください。
理由は失敗するからです。
なぜ失敗するのかを5のポイントから解説します。
シミの種類の特定ができない
自分でしみ抜きをする時は「シミ」の種類を特定する必要があります。
水生の汚れ・・・雨、ビール、ジュース
混合の汚れ・・・マヨネーズ、パスタソース、ドレッシング
一目見ただけでそのシミが何の染みかわかりますか?付いたシミに適切な処置をしないと落ちません。
それどころか、あとに残るシミになりかねません。
付いたシミの特定が出来なければ自分で染み抜きをするのはやめた方が良いです。
付いた時期の特定ができない
正絹の着物にシミがある場合そのシミがいつ、どこで付いたものなのか特定しないといけません。
食事をしたときについたのか?タンスにしまってて出来たシミか?カビではないか?知らないうちにけがをしてついた血液なのか?汗の染みか?しみが出来るには原因があります。
その原因の特定が出来なければ、いくら手順通りにシミ抜きしても解決しないのです。
手順は分かるけど実際できない
インターネットで検索する「自分でしみ抜き」する方法はたくさん出てきます。
準備するものや手順は書いてある通りに実行すれば、ついて間もないシミなら簡単に落とせるかもしれません。
ですが、本当に自分でしみ抜きする自信はありますか?
いまから染み抜きする着物の値段を知ってて、価値を知っていて自信をもって手順通り、実行できますか?
おどしている訳ではないですが、ネットで知り得た知識では実際しみ抜きはでいません。
簡単に染み抜きできますよというサイトの手順ではプロでも失敗します。
準備した物の取り扱いが難しい
ベンジン(揮発油)
揮発性が高く、引火しやすい。 Wikipediaより
ネットでも購入できます。500mlで500円ほどで購入できます。
自宅で準備できないものといえばこのベンジンぐらいだと思います。
500円で大切な着物の染み抜きが出来れば安い物ですね。
専門の染み抜き職人もいらないですね。
でもこのベンジンの取り扱いはには注意が必要ですよ。
要するに火気厳禁の薬剤です。
しみ抜き1回程度では使いきれない為必ず残ります。
そのベンジンをまたいつ使うのかの為に保管しておかなければなりません。
危なくないですか?出来れば自宅で保管したくないものですね。
染み抜き場所の確保できない
ベンジンは使用した人は分かりますが、使用中はかなり不快なにおいがします。(好きという人もいますが・・・)
実際ベンジンを使用するとき換気が必要になります。
作業場所としては換気扇があるダイニングでしょうか?
窓際で作業しますか?
和室ですか?
換気できる場所で、なおかつ着物を広げられる場所を確保する必要がありますね。
ベンジンを使用する際はドライヤーも使います。コンセントの位置も確認しないといけません。
自分で正絹の着物の染み抜きをするとなると場所の確保も大変ですね。
一軒家なら何とかできますが、賃貸やマンションなら近隣の方からにおいの苦情がきたというお客様もいました。
自分で正絹の着物の染み抜きが不安なら専門に任せましょう。
悪いことは言いません、自分で正絹の着物の染み抜きをせずに専門に任せましょう。
着て間もないシミなら数千円程度で落ちますよ。
シミがついて長いものは染み抜き以外の提案もしてくれます。
衿に付いた軽いファンデーション汚れぐらいなら丸洗いという加工で取れますよ。
着物をクリーニングに出す頻度は?料金は高いの?【プロが解説します】参考に見てみてください。
着物専門店染み抜きを頼む
今では、かなり社員の教育も進んでいて、販売以外の知識を持ってスタッフも多いと思います。
むしろ染み抜きなどの知識のなさそうな専門店は避けてください。
信頼できる専門店を頼ってください。
ネットで染み抜きを頼む
専門店に持ち込む時間がないならネットでも対応しています。
ぜひ利用してみてください。きものtotonoe口コミや評判は?簡単・安心ネットクリーニングで解説してます。
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正絹の着物の染み抜きを自分でやってはダメな理由のまとめ
- ちょっとついたシミでも自分で処理しては失敗します。
- ネットで自分でできる方法を信頼しすぎないでください。
- 取り扱う物の注意をはらいましょう。
- 場所の確保も大事ですが、日常生活の中ではむりがある
- 専門店か専門のネット業者に頼る
今はインターネットで情報は得ることはできますが、しっかりとした理解と判断が求められる時代です。
自分でできると事とできない事を分けて考えましょう。
あとあと後悔したくないですもんね。
正しい知識と行動で素敵な着物ライフをお過ごしください。
それでは。