着物お手入れ

着物の洗い張りとは?3つのメリットと2つのデメリットを紹介

2020年11月4日

悩む女性
着物を洗い張りするって聞くけど実際どんな作業をしてるのかしら?町でよく見る丸洗いとは何か違うのかしら?料金なんかもきになるわ?

着物をメンテナンスする方法として洗い張りという加工があります。

昔は洗い張りを家業にしている所も多くて街中にもよく看板を見かけたものですが、今はすっかりなくなり、なじみがなくなりました。

そこで今回は着物の洗い張りを解説します。

こんな方におすすめ

  • 着物の洗い張りとは?
  • 洗い張りのメリットやデメリットは?
  • 丸洗いと洗い張りの違いは?
  • 洗い張りの料金面は?

参考にご覧ください。

着物の洗い張りとは?

着物のメンテンナスでよく耳にする「洗い張り」とはどんな作業をするものでしょうか?

ポイント

①着物をほどいて反物に戻す

②水に通して洗剤を使い専用のブラシを使い手作業で洗う

長く着ていない着物を久しぶりに着る場合や、誰かに譲る時のサイズ変更の時におススメされている加工です。

洗い張りのメリットは?

絹の着物を洗い張りすることで様々なメリットがあります。

ポイント

①絹本来の光沢がよみがえり、張りが戻る

②反物に戻すことですべての寸法(サイズ)変更ができる

③着物に合わせる裏地も新品に変更できる

などがあります。

反物に戻して細部まで手作業で水洗いすることで着物がかなりきれいになります。

反物からまた新たに寸法(サイズ)を取り直して新品の裏地を付けて仕立て上げるので、リフレッシュして着物を着ることができますよ。

仕立てたときの縫い糸も新しくなります。

ほつれなどの心配もなくなります。

洗い張りのデメリットは?

洗い張りをする場合もデメリットはあります。

注意ポイント

①洗い張り・裏地・仕立て代金がかかる

②洗い張りでは落ちないシミや黄変がある

洗い張りの工程は着物を反物に戻すまでの作業になります。

新しく裏地を変える場合は「胴裏」「八掛」という着物の裏地をそろえる必要があります。

裏地が比較的きれいでまだ使えそうならそのまま使うことも可能です。

そしてあなたのサイズに合わせて寸法に合わせて仕立てる料金がかかります。

洗い張りをして仕立て直すことまで考えましょう。

また、洗い張りは水を使って専用のブラシで洗うため、水性のシミは取れます。

しかし、油性のシミや、黄変、スジ消しなどの別途費用を考えておく必要があります。

洗い張りをすると意外と費用が掛かります。

でも、洗い張りを考えている着物は今は購入することはできません。

思い入れのあるもの、手放せない着物はだれしもあるものです。

費用は少々かかりますが、洗い張りをすることで今着れるかもしれません。

よく考えて洗い張りを検討してみてください。

洗い張りをおススメしたい着物

着物で洗い張りをおススメするのは基本的に「絹」の着物になります。

おススメする条件

譲ってもらった着物を着たいけどサイズが違う

自分の着物を誰かに譲りたい

昔の着物を着たいけど寸法が合わない

よくある相談は寸法(サイズ)の違いです。

裄や着物の巾、長さなど2か所以上寸法変更する場合は洗い張りがおススメです。

洗い張りをおススメする着物

訪問着

大島紬や産地紬

小紋などのおしゃれ着

式服は訪問着の相談が一番多いです。

嫁入りの娘に自分が若いころ作った着物を譲りたいという声をよく聞きます。

そんな中でも私が特におすすめしたい着物は大島紬です。

持ち込みされて着物で一番相談が多いのが大島紬です。

洗い張りは特に紬に適しています。

水を通すことで着物の生地本来の光沢が増します。

つやが出て、着やすさが増します。

一度紬、特に大島紬を洗い張りに出してみてみてください。

着物の丸洗いとの違いは?

着物業界の専門用語は昔は通用しましたが、少々わかりにくいところがありますね。

着物の丸洗いと着物の洗い張りに違いを解説します。

丸洗いの特徴

  • 水を使わずドライクリーニングをする事
  • 着物のまま加工する
  • 付いて間もない油性の汚れは落ちる

洗い張りの特徴

  • 水を使い専用ブラシで細部まで手作業する
  • 着物を一度反物に戻す
  • 水性の汚れはおちる

いま主流のメンテナンス方法は着物の丸洗いです。

簡単なメンテナンスなら丸洗いで十分です。

洗い張りの目的は寸法(サイズ)変更の時の加工です。

一回白紙の戻して新しく着物を作る感覚ですね。

着物の洗い張りの料金は?

気になる着物の洗い張りの料金は

洗い張りに関する料金

  • 洗い張り 10,000円~15,000円
  • 胴裏 15,000円~20,000円
  • 八掛 15,000~18,000円
  • 仕立て代 28,000円~40,000円
  • 撥水加工 10,000円~15,000円

が相場かなと思います。

仕立て代金は着物の種類によるので注意が必要です。

洗い張りをして寸法(サイズ)変えをして着物の状態にするまで約8万円~10万円の費用が掛かります。

あわせて読みたい

着物洗の洗い張りとは?3つのメリットと2つのデメリットを紹介|まとめ

ポイント

絹本来の光沢がよみがえり、張りが戻る

反物に戻すことですべての寸法(サイズ)変更ができる

着物に合わせる裏地も新品に変更できる

注意ポイント

洗い張り・裏地・仕立て代金がかかる

洗い張りでは落ちないシミや黄変がある

着物を洗い張りするにはメリットやデメリットをしっかり理解してお願いしましょう。

費用はかかりますが、思い切って加工に出して戻ってきた着物をに袖を通すと別物の印象を持つ人も多いです。

何年もタンスに眠っていた着物がよみがえる感覚を知ってもらいたいものです。

自分用に洗い張りして仕立て直すのも良いですし、自分のお嬢さん譲るために洗い張りに出しても良しです。

是非参考にしてみてください。

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kiyosan

着物専門店で20年程勤務してます。 冠婚葬祭・通過儀礼の着物 普段のカジュアル着物まで、オールラウドにアドバイスしてます。 家族行事は全部着物で参加した2児のパパです。

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