こんな質問にお答えします。
この記事を読んで欲しい方
- サイズの合わない着物をもらった
- 着物の袖の長さを直したい
- 袖の長さのお直しの費用はどれぐらいかかる?
この記事の目次
着物の裄のお直しで必要な知識は?
もらった着物の裄(袖の長さ)を直す場合は
ポイント
自分のサイズに対して長い場合と短い場合で対処法が違うという事
を理解しておく必要があります。
順に説明します。
自分のサイズに対して短い場合
日本人の平均身長は年々高くなっており、年上の人から着物を譲ってもらった場合の大半は自分のサイズに対して着物の裄が短いことが多いです。
ポイント
袖の縫いめに縫い込まれた生地分長くすることが可能です。
昔は、基本的に染め物(フォーマルの着物)は長めに誂え、織物(カジュアルの着物)は短めに誂えるというのが暗黙のルールの時代がありました。
いまと違いミリ単位で採寸することも少なく、身長対で裄を割り出して「だいたい」の採寸がされていました。
そのため、昔の着物はその人のサイズよりも更に短く誂えられていることも多く、今着るとかなり短いケースもよくあります。
昔の着物を譲ってもらった人が着物の裄が短いという相談をよく聞きます。
短い裄を長くする場合の工程と費用
自分のサイズよりも裄が短い場合はある程度長くすることができます。
着物の肩と袖の縫い目を開いて最大限の長さをだします。
生地を伸ばす分だけ、今まで表面に出ていた生地に「スジヤケ」が発生していることがあるため、染色補正をします。
要するに、
裄を長くする工程
- 肩と袖の縫い目をほどく
- 生地の縫い目のスジヤケの直し・シワのプレス
- 裄を最大限出して縫い込む
簡単にいうと3工程になります。
料金的には裄を長くするには1万円~3万円ほどの費用を考えてください。
伴い、長襦袢をおなじサイズにする場合も考慮しておく必要があります。
自分のサイズに対して長い
自分よりも身長の高い人から着物を譲ってもらった場合で裄が長い場合は短いよりもお直しの工程も費用も安く済みます。
ポイント
着物の裄を短める方が長くするより、納期も短く、費用も安い
着物の裄を長くするときのスジケシが必要ないため、比較的楽に相談できます。
長襦袢に関しても見えない部分ですので、人によっては長い分つまんで安全ピンなどで留めておく人もいます。
アイデア次第では自分で処理できますよ。
長い裄を短くする場合の工程と費用
着物の裄を短くする場合は
裄を短くする場合
- 肩と袖の縫い目をほどく
- 自分の裄のサイズに合わせて縫い合わせる
ということでスジヤケという工程がありません。
費用も1万~2万の間で済みます。
長くするよりも短くするほうが安く済みます。
あわせて読みたい
もらった着物の裄のお直しで考えたい4つのポイント|まとめ
注意ポイント
譲ってもらった着物のが自分に長いか?短いか?
裄直しするときの工程と費用は違う
着物と同時に長襦袢も直す必要がある
せっかく譲ってもらった着物をいま着るために考えたい事です。
工程や費用を考えてお直しするか考えましょう。
それでは。
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