こんな質問にお答えします。
実は、男女年代を問わず着物を普段着として着たいという人は少なからずいます。
コロナ禍でフォーマルシーンで着物を着る機会は絶望的に減りました。
非常に残念なことですが、振袖専門店や通過儀礼専門で着物を扱うお店は軒並み倒産、閉店へと追い込まれています。
一方で、着物を普段着に提案している着物専門店は安定した業績を残している所もあるようです。
ここにきて着物業界も和装をファッションとしてとらえて力を入れています。
結論ですが、着物を普段着にしてももおかしくないです。
私も、毎日フォーマルやカジュアルの提案をしながら着物も捨てたものではないと痛感しています。
年代や性別を問わず根強い人気があるもの、憧れがあるものが着物です。
この記事では着物を普段着にしたい女性に着物を着る事に胸を張ってもらいたい為に書いてみました。
参考にしてもらえれば幸いです。
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この記事を読んで欲しい人
- なぜ着物を普段着にしたらおかしいといわれるのか?
- 着物を普段着にするメリット・デメリットは?
- 着物を普段着にする時の注意点は?
この記事の目次
着物を普段着にしたらおかしいのか?
結論ですが、着物を普段着にしてももおかしくないです。
ではなぜおかいしいと感じる人がいるのでしょうか?
今では行事で着物姿を見れば、珍しいと感じてしまします。
2021年の東京オリンピックでも小池都知事が着物姿だったとメディアが報道するぐらい着物姿が珍しくなりました。
昔は着物は普段着だったはずですが、いつからか着物は普段着からかけ離れていきました。
それはなぜでしょうか?
明治時代から西洋文化が入まじり、洋服文化になった為です。
悲しいかな日本社会は「同調圧力」が働きます。
国民性というべきで避けられないのですが、みんなと同じでなければ「はじかれる」という思考によって着物=現代と違う服装とみなされてしまいます。
しかし、現代は情報が溢れだし、選択できるようになり、個性を求めるようになりました。
SNS上では10代、20代の若者が個性爆発で着物姿をUPしています。
おそらく色合わせや、柄あわせなど知らないかもしれません。
でもファッションとして楽しんで和文化を継承してくれています。
今こそ着物を普段着として楽しんでもおかしくない時代かもしれません。
なぜ着物を普段着にするとおかしいといわれるのか?
わざわざめんどくさい思いをして、人と違う事して窮屈な着物を着るのか?という事に価値観を見いだせない人が「おかしい」というのでしょう。
現在の日本人はとにかく忙しいのです。
着物を着る事=煩わしいと考えている人も少なくないでしょう。
日本人本来のゆとりや奥ゆかしさよりも時短や合理性、人と同じでありたいと求めています。
価値観の違いから着物を普段着にしたい人を「おかしい」などの表現をしたがるものです。
日本人が普段着として着物を着ないのは面倒くさいからです。【理由は大きく3つ】
着物を普段着にする3つのメリット
普段から着物を着る事で得られる3つのメリットを紹介します。
- 自分磨きとしての着物
- 着こなしは無限大
- 体型を気にしなくて良い
着物を普段着にして自分磨きをする
ネット調査によれば「日本人らしさを感じる人」は65%だそうです。
日本人の潜在意識の中に少なからず和文化、着物というものがあるという事です。
趣味として着物を着たい、着付けを習いたいという人は絶えずいます。
自分磨きとしてまずは着付けが自分でできればお金もかからず、自分磨きの趣味として最適化もしれませんね。
着付けは独学でも十分習得可能です。
関連記事>>>着付け初心者の独学は無理じゃない【3ヶ月で習得すべき】
今はyoutubeの動画や書籍なんかで学習するひとも少なくありません。
普段着着物の着こなしは無限大
着物は洋服ほど大量生産できる物ではありません。
同じ色や柄の物はありますが、間違いなく「かぶる」事はありません。
着物が被らない為組み合わせた帯、小物を見たら絶対同じ組み合わせにはならないのです。
着姿こそ着物姿ですが、個性を発揮できます。
日本人はブランド品などはみんなと同じ、を好みますが、人と違うを目指す人は着物が個性を出せるアイテムかもしれません。
着物は体型を気にしなくて良い
着物の良さは誂え(オーダー)とはいえ10年、20年前の物や親から譲ってもらった物でも着れることがメリットです。
よく言えばサイズがアバウトなところがよいのです。
多少太った、痩せたとしても着付けの仕方でどうとでもなります。
テクニックで着姿をカバーできる点もよいですね。
着物を普段着にする3つのデメリット
洋服と違い着物ならではのデメリットも存在します。
代表的な物を紹介します。
- 動きに制限される
- 準備に時間がかかる
- メンテンナスが大変
着物は動きに制限される
洋服と違い動きが制限されます。
洋服と違い袖があり、ひっかけたりと煩わしさは否めません。
足元は窮屈で、歩幅は洋服とは違いちょぼちょぼ歩きになります。
車の運転や、階段の上り下りは大変でしょう。
食事の時は息苦しさを感じるかもしれません。
ある程度慣れが必要になります。
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着物の着付けに時間がかかる
慣れた人でも着付けにかかる時間は約40分ほどかかります。
お出かけの為に前日からの準備やお出かけから帰ったあとの後始末など大変な面もあります。
準備にかかる時間も考慮しておく必要があります。
ある程度慣れてくると洋服よりも着物が楽という場面もででくるようです。
毎日着物を着ている人は洋服よりも着物の方が楽と言われます。
昔は着物が当たり前なので、日本人なら絶対できるはずですね。
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着物はメンテンナスが大変
洋服の場合は洗濯機で洗えばOKですが、着物になればメンテナンス方法は様々です。
絹の着物ならドライクリーニングが必要で、綿の着物でも手洗いモードで脱水機能は使わないなど、少し知識が必要です。
洋服と違い着物はたたみ方もあります。
わからない場合は専門店に相談するほうがよいです。
メンテナンス方法や費用はやはり洋服よりもコスパは悪いかもしれません。
着物を普段着にしてもおかしくならない為の注意点は?
着物を着た時に堂々と楽しくしている事です。
そして、人の目を気にしない事です。
今は趣味趣向は様々です。
他人を気にしている暇はありません。
「今日は何かあるの?」「その着物って変だわ」なんて言葉は無視して普段着として着物を着ましょう。
みんな知っているふりをして、教えたがるものです。
ニコニコして堂々とかわしてください。お互いの為です。
貴方がモジモジ着物を着ていると魔の手が様ってきます。
各年代で着物に関しての認識の違いがあります。
私の職場でも意見の違いが出ます。
プロでも認識の違いがあります。
貴方の価値観で着物と付き合う事が正義だと信じて着物を着てあげてください。
それが、着物に対しての礼儀かもしれません。
タンスに仕舞いっぱなしになるぐらいなら、堂々と胸を張って着物を着れ挙げてほしいと思います。
私も父の着物を引っ張り出して、着る事もあります。
60代の同僚の祖父の羽織を譲ってもらい普段から着ています。
今のスタイルの合わせて堂々と着こなす事で今の着物スタイルを確立することで昔の着物もよみがえりますし。
着物から離れた世代の方も着物に対する価値観を変えてくれると思います。
着物=ファッションとして楽しみましょう。
【悲報】着物を普段着にしたらおかしい?のまとめ
- 日本人は「同調圧力」が働く
- 着物を普段着にするメリットを知る
- 着物を普段着にするデメリットを知る
- おかしいという人を気にしない
- 堂々と着こなしファッションにする
私も毎月着物を着てお客様とお出かけします。
なんの問題もありませんし、外人に良く話しかけられます。
むしろ外人の方が興味しんしんで話かけてくれます。
交流が増えて、楽しい思いまもたくさんします。
着物を本当に普段から楽しんでもらいたいですね。
それでは。
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