着物の虫食いってよく聞くけど、どんな着物に虫食いするのか知りたいし、具体的な対策があるなら知りたい
こんな質問にお答えします。
今でも、着物のメンテンナスに虫食い対策が必要だと信じ切っている人がたくさんいます。
実は、虫食いする着物の種類は限定的な事を知らないようです。
今回は「虫食いする着物」について解説します。
この記事を読めば、手持ちの着物に正しい保管方法がわかります。
最後までご覧ください。
この記事を読んで欲しいひと
- 虫食いする着物の種類が知りたい
- 正しい保管方法を知りたい
- 虫食いした着物を自分で修繕した方が良い?
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この記事の目次
虫食いが起こる着物とは?
虫食いする着物は限定的で「ウール」の着物以外ありえません。
正絹の着物や綿の着物には虫食いは起こりませんので、自宅に和タンスの中にウールの着物がある場合のみ防虫対策が必要になります。
着物=虫食い対策が必要とは考えなくて良いです。
昔は、着物の種類の中にウールは必須に近い感じでした。
男性の着物と羽織が同じ生地で作られたアンサンブルという種類や、子供の着物などに多く、必ず作られていました。
着物を保管している和タンスに必ず一枚はウールの着物があるものです。
虫食いの原因はウールですので勘違いの内容にしましょう。
ウールの着物はいわゆる「動物性」の繊維でできている為、虫食いが発生します。
着物で虫食い対策が必要な着物とは?
先述した通り、「ウール」の着物以外は虫食い対策は必要ありません。
メンテナンス依頼されるお客様の中に絹の着物に防虫剤を大量に入れたままの人がいますが、完全に勘違いです。
絹の着物のメンテンナスに必要な事は「防湿」であり、「防虫」ではない事をよく理解しておきましょう。
対策を間違うと、かえって無駄なガス焼けや変色修正が必要になり、出費してしまう事になります。
もし、絹の着物や綿の浴衣と一緒にウールの着物を保管する場合は「防虫効果」のある除湿シートを購入して使用して下さい。
ウールの着物の防虫と絹の着物の防湿も一緒にできますね。
詳しくは着物の収納に防虫剤は必要ありません【例外あり】プロが解説します。
虫食いの着物を修繕するには?
虫食いが発見された着物がウールの着物だとしても、着物を透かしてみて「少々」の穴が開いているぐらいの程度です。
仮に自分で修正するにしても裏側から同じような生地を縫い込む程度しか修繕方法はありません。
少々の穴あきの着物であれば下に着るものの色を合わせて目立たなく着こなせば、無理に修繕する必要はないでしょう。
現代のウールの着物の価値からすれば、無理にお金を掛けずにプロにお願いするまでもないでしょう。
工夫次第で目立たなく着る事も可能です。
虫食いのある着物を買取に出したら価値はあるのか?
残念ながら全くと言って買取の価格はつかないでしょう。
過度な期待は持たない様にしてください。
どうしても手放してお金になればと思うのであれば、CtoCビジネスの「メルカリ」や「ラクマ」などのフリーマーケットアプリなどで売買すれば多少の値段が付くかもしれません。
まとめ
- 虫食いが起こる着物は「ウール」の着物のみですよ。
- 虫食い対策が必要な着物はウールののみで絹、綿には必要なしです。
- 虫食いの程度はひどいものでも着物を透かして穴がわかる程度です。
- 虫食いを修繕する費用と手間を考えれば、着こなしでカバーしましょう。
- 虫食いが起こるウールの着物は買取価格はゼロに近い。
- 手放す場合は「メルカリ」「ラクマ」などのCtoCアプリを利用する。
正しい知識で着物をメンテナンスしましょう。
無駄なお金を掛けないことも着物楽しむコツですね。
それでは。
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