こんな質問にお答えします。
今も昔も着物のメンテナンスのお持ち込みの人に多い悩みは着物についたカビです。
原因は湿気による物です。
メンテナンスが終わって納品する際におススメすると10人中8人は購入さてれいく便利アイテムが着物の「除湿剤」です。
色んなものが販売されていますが、今回はプロがおススメする除湿剤を紹介します。
大切な着物を長くれいに保管するためにぜひ参考にご覧ください。
この記事の目次
【プロ厳選】繰り返し使える着物のおススメ除湿剤を紹介
いろんな着物専用の除湿剤があります。
すこし難しいとは思いますが、箱や袋の裏面をしっかり確認して成分に気を付けてください。
着物専門店で扱う除湿剤のほとんどは「シリカゲル(B型)」の成分の物を扱っています。
広告やCMなどでよく見る某有名メーカーの除湿剤は「パラジクロルベンゼン」や「香料」を含む物があります。
シリカゲルとは「調湿」作用があるため、長年和タンスにしまいがちな着物に最適なのです。
できれば無香料の物がベストですね。
B型シリカゲル・・・シリカゲルには水を吸着し易い性質があるため、乾燥剤として広く使用されている
B型は高湿度では水分を多く吸着するが、低湿度では水分を放出するという珪藻土のような性質がある。
B型シリカゲルを使用している着物専用の除湿剤を選んでいますので、参考にご覧ください。
繰り返し使える除湿剤【きもの番】
B型シリカゲル+竹炭の最強の組み合わせです。
「青梅きもの博物館」でも古い貴重な着物にも使われています。
それほど、竹炭の効果があるという事です。
一般の物よりも少しお値段も高いですが、繰り返し使える除湿シートの最上級と言えば、このきもの番で、一番おススメです。
私の経験上おススメしたらまとめ買いする人が圧倒的に多いです。
家に和タンスがあれば引き出し分の枚数購入をおススメします。
大切な着物を長く保存するためにぜひ使いましょう。
きもの番 | |
サイズ | たて24cm×よこ102cm |
防カビ | 〇 |
防湿 | 〇 |
脱臭 | 〇 |
他社防虫剤との併用可能 | |
開封後2年を目安に |
シート自体はタンスの引き出しの長さより少し長めに設計されています。
タンスの底に敷いて使用してください。
もし小分けにして使用する時はハサミで切って使えます。
切った除湿剤は草履に使用したり、ロングブーツの中に入れても良いですね。
繰り返し使える除湿剤【和服の友】
B型シリカゲルを使用しています。
某一流撥水業者推奨の除湿剤です。
こちらは脱臭の代わりに、防虫機能がついています。
1パックに1シートで1,000円程度ですので、お試しでつかい易いと思います。
和服の友 | |
サイズ | たて25cm×よこ80cm |
防カビ | 〇 |
防湿 | 〇 |
防虫 | 〇 |
開封後約1年を目安に |
繰り返し使える着物の除湿剤は再生シグナルつき
開封後の使用期間の違いはありますが、2つとも再生シグナルが付いていて、天日干しの目安が一目でわかるようになっています。
青色のシグナルがピンクになってきたら除湿シート自体を天日干ししましょう。
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着物を保管する時は「湿気」が大敵です。
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の記事で解説しています。参考にご覧ください。
除湿剤は、できれば質の良い物を選びたい物です。
除湿剤に少々お金がかかっても着物のカビ抜きをお願いすよりもはるかに安く済みますので、惜しまず和タンスの全引き出しに入れてください。
それでは。