こんな質問にお答えします。
着物が好きで着物屋さんに就職したいと考えている人は少なくないです。
しかし、着物が好きなだけでは着物屋に就職してはいけません。
では、なぜ着物好きだけで就職してはいけないのか?
理由は3つあります。
この記事を読めば、「着物屋に就職してはいけない理由」がわかります。
もちろん着物屋に就職するメリットもたくさんありますので、じっくり検討して好きな事を趣味でとどめるか、仕事にするか判断したいですね。
この記事を読んで欲しい人
- 着物が好きだから、着物屋に就職したい
- 着物屋に就職したら、どんな仕事内容か知りたい
- 着物屋に就職すると得られるメリットが知りたい
参考になれば幸いです。
最後までご覧ください。
本記事の筆者のプロフィール
この記事の目次
着物屋に就職してはいけない理由3選
着物屋に今から就職してはいけない理由が3つあります。
- 着物屋に就職したら将来性がない
- 着物屋に就職したらノルマがある
- 着物屋に就職したら着物が嫌いになる
着物屋に就職したら将来性がない
着物業界は1980年代(昭和50年代)を最盛期の2兆円産業が年々売上が下降し、今では2,000億円産業です。
いわゆる「斜陽産業」になっています。
ですが、ここ20年ほどは安定産業とも言えるぐらい上振れも下振れもしていません。
時代の変化に対応している企業が残っているニッチな業界といえます。
着物屋によってかなり環境が変わる業界ですので、就職を希望する場合はしっかり市場調査をする必要があります。
着物屋に就職したらノルマがある
営業の世界でノルマという言葉を聞いた事があるでしょう。
ノルマ(売上目標)という言葉は今では死後に近いかもしれません。
ですが、営利企業である為、個人の売り上げ予算は必ずあります。
着物が好きで就職できたと思ったら、営業職で売り上げという鎖につながれます。
ビジネスとして着物と接する覚悟があるので、慎重に考えて就職を希望しましょう。
着物屋に就職したら着物が嫌いになる?
先述した通り、売り上げに対する個人の予算があります。
そのため、自分が好きではない、着物を売らないといけない場合や、サービスがあります。
いわゆる、営業の側面が強く出やすい業界ではあります。
単に着物が好きでは続かいない人もたくさん見てきました。
昔のの言葉で「面の皮があつい」人が活躍しやすい業界とも言えます。
着物屋に就職したら得られるメリット4選
では逆に着物屋に就職したら得られるメリットを4つ紹介します。
少し高度な面もありますが、人生で必ずメリットがありますので、挑戦してみても良いかと思います。
- 着物屋に就職することで、営業力が身に付く
- 着物屋に就職することで、経営力が身に付く
- 着物屋に就職することで、経済的に豊かになる
- 着物屋に就職したら、特殊なスキルが身につく
着物屋に就職することで営業力が身に付く
着物屋に就職したら、営業力が身に付きます。
実際、今のあなたの世代の人とは全く違う人と毎日話し、ニーズを解決策を提示していく事を毎日繰り返して成長していきます。
その中で相手に対して着物を見せる行為をしていきます。
実際、着物は現代社会では必要なものではありません。
自分の考え、商品を押し付ける事は、エゴになり、ニーズを満たすことはできません。
相手の事を考えて着物を提案してお買い上げしてもらう事は「営業力」を養う事になるため、かなりの営業力が付きます。
時には潜在ニーズを満たす行為が営業力と言われていて、高度なスキルになります。
着物の商売はすべての商売の原点といわれるぐらいのスキルです。
将来食べるに困らない「営業力というスキル」が身に付きます。
着物屋に就職することで、経営力が身に付く
着物屋に就職することで、「経営力」が身に付きます。
実際、現場で働くと、お金に関する事を気にする場面が多々あります。
DMを投函する時の郵券代金や、電話勧誘通話料金、備品などを購入する時の料金など細かいお金の流れも体感できます。
店舗や会社で発生するお金の流れを感じる事ができる為、経営力が身に付きます。
着物屋に就職することで、経済的に豊かになる
着物屋で就職して売り上げがトップクラスになれば、年収1,000万なる人もいます。
会社の給料制度によりますが、基本給+業績に合わせたインセンティブを付けている会社が多いです。
せっかく覚悟を決めて着物屋に就職する場合はインセンティブ評価がしっかりした会社を探してください。
会社のインセンティブ制度は天と地ほどの差があります。
経営者による為、面接時に確認しましょう。
着物屋に就職したら、特殊なスキルが身につく
着物屋に就職すれば、特殊なスキルが身に付きます。
特徴的なスキルは「一般的な着物の知識」「着付け技術」や「メンテナンス技術」になります。
一般的に着物に関する着付けのスキルは必要ありませんが、夏の浴衣のシーズンで着付けができれば、個人でお金をもらいながら仕事を得ることができます。
実際、着物屋をやめて着付けで独立した人もいます。
更に営業力があれば、展示会毎のマネキンとしてアドバイザー行が成立して個人で稼ぐ事ができます。
当然会社の教育の一環で着物の着付けを教えてくれるところもあります。
最大限、会社の教育を活用しましょう。
【絶対ダメ】着物屋に就職してはいけない理由3選|まとめ
着物が好きで着物屋に就職して後悔する人は数多く見てきました。
着物屋の現在は生き残りで必死です。
ですが、外資系の企業が絶対入らない業界であり、一度特殊なスキルを身に着ければ、一生食べるに困らないと言い切れます。
ですが、
- 着物屋に就職したら将来性がない
- 着物屋に就職したらノルマがある
- 着物屋に就職したら着物が嫌いになる
等のリスクもあります。
仕事にストレスはつきものですが、対人の接客が得意、または好きな人にはすこぶる相性の良い業界であるのは間違いないです。
売り上げなどの目標管理の仕事が好きな人は是非挑戦してみてはいかがでしょうか?
それでは。