おしゃれは足元からなんていわせますよね。着物でも同じ事がいえますよね。
本記事を書いているのは筆者は着物業界で20年働いております。
毎月1回以上お客様と着物で色んな所に外出して楽しんでおります。
外出先での足元のトラブルは避けたいものです。
本記事では着物の履物の種類と注意点をご紹介いたします。
この記事の目次
着物の履物の種類を紹介
最適な履物は「草履」
ファッションの基本は足元から。普段着の着物を極める為にも足元は草履がおススメです。
理由は一年中通して履くことができて、バリエーションも豊富になったからです。
着物に品格や、立ち振る舞い方、歩き方を変えてくれるのは草履かもしれません。
例えば、ウレタンでできたものから、職人が手掛けた鼻緒と草履台でオーダー(誂え)する草履まで様々。
着物生地を使って仕上げる物など拘れば色んな側面を見せてくれます。
履物でお悩みの方は草履をおススメします。
ちょっとカジュアルにするなら「下駄」もあり
下駄といえば夏の浴衣のイメージですが、カジュアルな普段着にも合わせることができます。
着物に合わせる場合は柄足袋やレースの足袋で合わせるとおしゃれになります。
カランコロンと音を立てながら歩く姿は着物通を思わせるところがありますね。
あえて下駄をおしゃれに履きこなすことができれば上級者かもしれませんね。
着物の履物の種類の注意点3点を紹介
サイズに注意する
基本的に既製品の草履のサイズはF(フリー)サイズ・Mサイズ・Lサイズで販売されています。
- Fサイズ23cm~24.5cm
- Mサイズ23cm~23.5cm
- Lサイズ24cm~24.5cm
と考えて良いです。
このサイズ感が一番種類が豊富で日本女性の平均サイズの為選びやすいです。
- Sサイズ22cm~
- LLサイズ24.5~
の方は種類は少なくなりますが、しっかり探せばサイズとしてありますので自分に合った草履をさがしましょう。
下駄は基本的にFサイズがほとんどですので、サイズが大きい方はきつく感じる事もあるため注意が必要です。
どちらも履いた時に5mm~1cmかかとが出るものを選んでください。
理由はかかとが出ていないと立ったり座ったりするときに着物を裾を踏んだりして転倒する危険があるからです。
実際自分のサイズと合わない物を履かれてつまづく方や倒れる方を毎回見てます(汗)
すべらない物をチョイスする
草履の底に滑り止めの装飾があるものが良いです。
意外と出先の地面が濡れていたり、着物の歩き方に慣れていない場合滑る事がある為草履の底面にもきを付けたい物です。
最近では草履の底面がゴムでできている履物も販売させています。
都会のアスファルトに合うものやカフェで履いても遜色ないデザインの物も人気になってきました。
痛くならないものを選ぶ
サイズ・デザイン共に良くてもいざ長時間履いた時に痛くなるときがあります。
足の親指と人差し指の付け根が痛いとせっかくの着物での外出も苦痛になってしまいますよね。
見た目で痛くならない履物選びのポイントは
- 鼻緒がしっかり太い
- 草履台がしっかり広い
この2点を気を付けておくと良いです。
着物の履物の種類と気を付けたい注意点のまとめ
- 履物の基本は「草履」をチョイス
- たまには「下駄」足元をアレンジ
- サイズ選びは重要
- 滑らないものを選ぶ
- 痛くならないものを選ぶ
以上がまとめになります。
着物の着るを嫌がるお客様の中で足が痛くて嫌がるお客様もたくさんおられます。
自分に合った履物選びはかなり重要なポイントですので参考にしてみてください。
それでは素敵な着物ライフをお楽しみください。