こんな質問にお答えします。
本記事では、「着物がカビ臭い原因と対処法」を解説します。
ポイント
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この記事の目次
着物がカビ臭い原因はタンスの仕舞い方です。
着物にカビが発生する原因は大抵湿気によるものです。
一つずつ説明します。
着物を手入れなしで仕舞いカビ臭くなった。
これが一番多い原因です。
一度しか着てないから大丈夫。キレイに着てたから大丈夫。
そう思ってお手入れに出さずにタンスに仕舞いっぱなしで気づいたらカビ臭くなったケースがあります。
特に「喪服」「留袖」が多いです。頻繁に着ない着物ほどしっかりお手入れするようにしましょう。
着物を仕舞う環境でカビが発生する
着物は本来和箪笥にきちんと仕舞うものです。
和箪笥の中は調湿されていて着物の保管するには最適ですが、持ち運び用の箱に入れたままや洋服用のプラスチックケースに入れて保存してカビが発生することがあります。
特に冬場に加湿器を使ったりして湿度の上がった部屋に保存してしまう事になる為危険です。
川やクリーク、堀、海などが家から近いと家の湿度が上がります。
マンションなどは昔の家と違い風の通りが無い為密閉された部屋も多いです。
保存する環境にも気を使いましょう。
除湿剤を使用せず何年も仕舞いっぱなし
和箪笥に入れていても「しょうのう」や「ナフタリン」で保存している方もいます。
今は着物保存に上記の2つは使いません。
着物用の除湿シートをタンスの引き出しに入れてください。
着物がカビ臭い時の対処方法
着物がカビ臭い時は専門に相談する
着物に付いたカビは基本的には自分で処理できません。
必ず着物の専門に出してください。
着物の表生地に付いたカビと着物の裏地に付いたカビでは対処方法が違います。
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着物の表面に付いたカビ
着物の表生地に付いたカビは白くポツポツと斑点のように付きます。
衿元や手元など汗をかいた後や前の膝回りなどに出ます。
丸洗いでは取れません。カビ抜き加工が必要です。
料金は着物全体でおおよそ2万円前後で処理できます。程度による為目安です。
特に「喪服」「留袖」は要注意です。
着物の裏地に付いたカビ
着物に裏地のカビはカビ抜き処理をするよりも裏地の張替えをおススメします。
変色や黄変化している物が多くとてもカビ抜きでは対応できない為です。
そのままにしておくと着物の表生地に移ります。
大変な事になる前に処理したいです。
着物のカビ臭さと和らげる為に虫干しする
まだカビ臭いぐらいの物なら定期的な虫干しをしましょう。
特に「梅雨」が明けた頃の虫干しは必ず行いたいものです。
参考にご覧ください。
梅雨明けの虫干しは熱中症に注意してください。
夏場の気温は年々上がり着物のメンテナンスをするにも大変になってきました。
カビの発生源の特定と掃除
着物自体のカビ処理は気に掛ける方は多いですが、カビの発生源の特定と掃除を気がける方は少ない物です。
カビの発生源が和箪笥なら引き出しの除菌処理を行いましょう。
引き出しから全部の着物を出して風通しをしないとカビ処理をした後の着物をまた発生源に戻す事になります。
ここまでできる方は少ないとは思いますが、必ずカビの発生源の特定と掃除を行いましょう。
着物がカビ臭い原因は仕舞い方です。|まとめ
- カビの発生の原因は仕舞い方
- カビの原因は湿気が大半
- 着物を保存する環境を整える
- こまめなメンテナンス
- カビに困ったら自分で処理しないで相談する
- カビの発生源の特定と掃除
上記を意識すればお手上げ状態は避けられます。
ですが完璧な対策ではありませんので、ご了承ください。
それぞれの保存状況で発生します。
ですが、予防にはなる方法ですので、こまめなメンテンナスをしましょう。
大切な着物ほキレイに保存し、長く着る為に是非参考にしてみてください。
それでは。
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